HOME > 特定健診
近年、我が国では中高年の男性を中心に、肥満者の割合が増加傾向にあります。
その肥満者の多くは糖尿病・高血圧症・高脂血症等の危険因子を複数あわせ持ち、長期にわたり治療が必要となる心疾患、あるいは脳血管疾患を発症する危険性が高いと言われています。そこで今までの健診・保健指導(個別疾患の早期発見・早期治療を目的)ではなく、内臓脂肪型肥満に着目した『メタボリックシンドローム』という概念を取り入れた健診(特定健診)・保健指導(特定保健指導)を行い、『病気にならない体づくり!』を国民全体で取り組むことになりました。
それにより、国民の健康増進が図られ、生活の質の向上が期待されるとともに、中長期的に見れば結果的に医療費が下がり、現在の医療保険制度が持続可能なものとなることが期待されます。
具体的には、平成20年度より40歳以上74歳以下の被保険者および被扶養者について、特定健診の受健と特定保健指導を行うことを健康保険組合などの医療保険者に義務付け、内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)の該当者・予備群を、平成27年までに25%減少することを目標に掲げています。